どんなハウスメーカーや建設会社でも職人さんを直接雇用している会社は稀で、実際の家づくりは下請けと呼ばれる個人事業や零細企業の様々な業種の職人さんがおこなっています。
そして、その職人さんのほとんどが、建てている家に対して不満をもちながら作業しているのです。作り手としては悲しいことですし、住まい手としては怖いことです。
春工舎は、作り手として『良いと思える家』に、良い仕事をするために、職人さんたちが集まった木造住宅を専門とする木にこだわりをもった、建築工事をおこなう集団です。
様々な構造材が住宅に使用されていますが、自然素材そのままの構造材は唯一この『木』だけではないでしょうか。最新のテクノロジーをもってしても、葉っぱ一枚作り出すこともできない今の時代に、私たちは樹齢六十年以上の木材を使用しています。
その背景を想うと感慨深く、尊いものだと思うのです。そんな尊い木材を使うからこそ、しなければならない『家づくり』を目指しています。
私たちが輸入材に依存してしまった結果、日本の森林の多くは荒廃してしまいました。しかし、現在の国内消費木材をすべて国産材に切り替えたとしたら、国土の7割を占める森林をもってしても生産量は足りません。だからこそ、私たちのような小さな企業が地道に消費することで、国産材の消費サイクルを確立し、森林を、自然を守ることが使命だと思っています。
同じ想いを持つ職人さんや業者さんに加入していただき、この組合を発足させることが出来ました。そして、この使命こそ春工舎の社会的責任と感じ、営利追求よりも使命を全うすべく、あえて法人組織を止めて組合組織といたしました。
同じ想いを抱いている一人でも多くの方と、出会えることを願っております。
